意外な結末
「ブリキ」って知ってます?「ブリキのおもちゃ」の「ブリキ」ですよ。
知ってる?最近ではあんまり使われない古い言葉ですよね。
今ではお婆ちゃんとかが言うぐらいなのなか?
……バッ、おまっ…俺が歳くってるって話じゃないよ。
確かにIKDの奥さんには「話してて歳下には思えない」って言われたけどさ、
言葉の選び方が実年齢より上の感じがするらしいけどさ、わざとですよ。わ・ざ・と。
そういう言葉を選んだ方がインパクトがあるから使ってるわけですよ。
伊達に「言い回しが絶妙」とか「言葉の魔術師」とか言われてないですよ。
あぁ、話がそれましたね。「ブリキ」の話でした。そうでした。
まぁご存知だとは思いますが、ブリキってのは鉄板のことですね。
でもこの語源が勘違いからきてるって説があるの知ってました?
「鉄板」だもんね。英語にしても「スチール」とか「アイアン」でしょ?
なんで「ブリキ」なのさ?…と。思ったことない?
一説では、昔まだ日本では鉄が珍しかった時代に、荷車でレンガを運んでいる
外人がいて、その荷車に鉄板が使われていた、と。
それを見た日本人が鉄板を指して「コレはなんだ?」って聞いたんだけど、
聞かれた外人は「日本人はレンガも知らないのか?」と勘違いして、
「brick」(「レンガだよ」)って答えた、と。
それが語源になって鉄板のことをブリキと呼ぶようになったという説である。
実際のところはオランダ語の「blikje」からきてるって説の方が
有力らしいけど、当時の鉄の知名度によっては上の説も否定できないと思います。
ちなみに「blikje」は「ブリック」っていう発音で、恐らく「缶」のこと。
恐らくって言うのは辞書とかで翻訳を試みたわけじゃなく、オランダ語の原文や
写真から、俺の勝手な直感で言ってるだけだからです。
たぶん当たってると個人的には思ってるんだけど、これも勘違いかも…
まぁ、諸説あるにしても、可能性としては起こりうる事なわけですよ。
勘違いでひとつの言葉が作られて、全国的にみんなが常用するってことが。
「タカ」と「ワシ」もあれって生物学的には同じ鳥だって言うしね。
比較的大きいものが「ワシ」で、中ぐらい以下のものが「タカ」らしい。
ちなみに「クジラ」と「シャチ」と「イルカ」も大きさ違いの仲間なんだって。
まぁ、動物や植物の場合見た目や大きさから名前がついて、後から生物学的に
分類されたんだろうから、仕方がないと思うけどね。
余談ですが「ブリキ」と「トタン」はまったく別物で、どちらも鉄板ですが
表面のメッキの種類が違っています。
そのメッキの違いで特性にも違いが出てくるので、用途も違ってくる。
ブリキは錆びにくいスズのメッキがしてあって、錆から鉄板を守り、
トタンは鉄よりも錆びやすい亜鉛をメッキすることによって、
亜鉛が錆びていく途中では鉄が錆びるのは後回しにされて、
結果的に鉄板が守られていることになる。
だからトタンの場合はメッキに傷がついても鉄板は守られているけど、
ブリキの場合はメッキに傷がつくと、鉄板の方が先に錆びちゃうらしい。
例えるなら甘いもの好きの平井さんから、甘いおやつを守るために、
さらに甘いものを一緒に置いておき、平井さんがそっちを食べてる間は
おやつの方は守られているという感じだろうか。
一般的には鉄に錆止めを塗って、その上にペンキとかを塗りますが、
これはトタンとブリキの特性を併せ持たせた構造になる。
鉄の上に錆びやすいメッキをして、さらにその上に錆びにくいメッキをした感じ。
メッキに傷がついても、まずは錆びやすいメッキが錆びていって、
その間は鉄は守られているわけ。
さっきのおやつの例えで言うなら、おやつを守るためにおやつより甘いものを
用意しておいたうえに、戸棚にしまっておくというダブルガードなわけだ。
なんか、今日は話が脱線しまくりだな…
たかが「勘違い」、されど「勘違い」みたいな話をしようと思ったのに、
いつの間にやら平井さんとのおやつ争奪戦の話になるとは……
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