逢うべき糸に出会えることを、人は「仕合せ」と呼びます
えぇ、先週末の出来事を綴っていく予定だったんだけど、
昨日ずいぶんと特殊な出来事に遭遇したんで、予定を変更して
そっちの様子を先に書いていきたいと思います。
週末のレポートを楽しみにしていた人もいると思うんで、
そちらは改めて執筆予定っす。もうしばらくお待ちを…
OPERA座のブログではすでにアップされていたんで、
そこにリンクする内容なんですが…
昨日はモッチィの結婚式の二次会の準備で、仕事の終わった後に
一人で街中へ繰り出していった麻生。
ただ、その準備ってのはすぐに済む内容で、街について10分もしたら
この日の準備は終わっちゃったわけ。時計はまだ20時前だ。
で、平日とはいえ「せっかく街中に出てきたんだから」と思って、
軽く飲んで帰ろうと思ったのである。
たぶんけっこう高い割合でアヤちゃんも飲みに出てるだろうから、
連絡してみよう…と。
もしつかまらなくても、OPERA座に行けば一人でのんびり飲めるし…と。
ただ、仕事の時間が押しちゃって、大急ぎで街まで出てきたもんだから
かなりの空腹で、俺は軽く何かをお腹に入れてから飲みに行くことにした。
マックとかドトールとか、色々選択肢はあったんだけど、平日に遅くまで
飲み歩いているわけにもいかない。
かと言って、飲むんであればある程度は飲みたい。
メシに時間をさくのがもったいなく思えたのである。
そんな葛藤の末、俺は「コンビニで肉まんでも食べればいいや」ってな
結論に達して、街中のセブンイレブンに立ち寄った。
ココで奇跡的な偶然が発生したのである。
コンビニでお会計を済ませて店を出ようとしたそのとき、
見たことのある人がレジに並んでいたのである。
それはOPERA座の常連さんのとある奥様だった。
その奥様のことは前から知ってたんだけど、話すようになったのは
わりと最近で、アヤちゃんが先に仲良くなって、俺も話すようになった感じ。
で、「あらあらこんなとこで、偶然ですなぁ」と声をかけると、
「今日は飲みに行くの?」と聞かれる。
どうやら奥様はこれからディナーに行って、それからOPERA座に行くらしい。
そしてさらに「今日はいいワインを持ってきてるから、あなたにも少し飲ませて
あげるよ」と。
一緒にいた人がソムリエをしている人で、彼が持参してきたワインらしい。
もちろんそれは嬉しいお誘いだ。
正直なこと言うと、今までワインで特別おいしいって思うようなものを
飲んだことがなかったから、一度ちゃんとしたワインを飲んでみたいと
思っていたのである。
ただ、さすがに水曜日だからね…
「終電で帰らないといけないから、あんまり遅くまではいないですけど」
って言って俺は2人を見送ったのだった。
一方アヤちゃんはというと、電話がつながんなくって、もう一人で飲みに行く
つもり満々でいたら、奥様を見送った直後にコールバックが。
案の定、飲みに出ていたらしいんだけど、友達と飲む約束をしてて、
その友達ともまだ合流してないから、早くっても22時ぐらいになるし、
アヤちゃんも終電があるから、もしかしたら行けないかも…と。
そんなわけで、俺はそのまま一人でOPERA座へと向かうことになった。
OPERA座に着くと先客は一人だけで、バーテンさんもマスターと
すーさんの2人だけ。さすがに平日、しかも水曜だでしかたがないだろう。
俺自身も「珍しいねぇ」と言われながらカウンターに座った。
それから22時ぐらいまで一人で飲んでたんだけど、平日に一人でのんびり
飲んでると、時間の流れまでがゆっくりになったように感じたね。
お客さんも先に来ていたおじさんが帰っていって、その後は落ち着いた感じの
2人組が来ただけだったから、お客さんの入れ替わりも少なかったからね。
で、22時ちょうどぐらいにアヤちゃんから着信。
「まだ飲んでますか?」と。「うん、飲んでるよ」ってことで合流が決定。
電話を切ってすぐにアヤちゃんが現れたから、そこからは二人でのんびり
話しながら飲んでたんだけど、正直言うとこの後の出来事が印象的過ぎて、
このときの会話は内容がすでにちょっと朧気……
アヤちゃんが来てからは他にもお客さんが来て、平日だってのに23時近くに
なってからの方がにぎわってたのが「さすが」ですね。
23時を過ぎたあたりで、奥様たちが登場。
そして振舞っていただいたのがコチラ↓

エチケットのアップも行きましょうか!
ワインの名前は「MOULIN des CARRUADES」
「ムーラン・デ・カリュアド」と読むらしいです。
大学の第二外国語はフランス語だったけど、からっきしなのは言うまでもない。
ビンテージはなんと1978年。俺よりも歳上のワインですよ。
なんでも、すーさんとの約束を忘れてたお詫びにって言って、
奥様がソムリエのお友達に持ってきてもらったらしい。
そんな2人に幸運にもコンビニで出くわしたのである。
しかも奥様たちはマスターに「煙草ってどこに売ってる?」って聞いて、
「遊楽街のセブンイレブンならあるんじゃない?」って言われてあのコンビニに
立ち寄ったらしいんだけど、知ってる人は知ってるよね、あそこに煙草はないのよ。
要するにまたしても綱渡りのような縁で出会ったわけだ。
(最近こういう奇跡的な幸運にめぐまれてる気がするな☆)
そんなわけで、貴重な高級なワインをおすそわけしてもらったんですが、
ワインにはまる人の気持ちが少しわかった気がしますよ!
まず一番驚いたのは、味の変化だ。
グラスについでもらって、まず一口飲んでみると、若干の渋みと香ばしさが広がって、
ドライフルーツのような酸味が残るってな感じだったかな。
料理に合わせるんだったら、トマトソースのピザとか黒胡椒の利いたスパイシーな
料理が合いそうに感じたな。
で、しばらく会話で盛り上がっていると、ワインに合わせて持ってきたって言う、
チーズを取り出すソムリエ。コチラもまた特別なチーズらしい。
真空パックされたそのチーズは、作られたまんまの姿で表面は小麦色だ。
すーさんがチーズの表面をカットしていくと、中からはクリーム色が覗く。
「薄くスライスしすぎないで大胆にカットした方が味がしっかりわかっていい」
そんな言葉とともに短冊切りにされたチーズもヒトカケもらったんですが、
口に運んだ瞬間にはちょっとクセのある匂いを感じるんだけど、
味の方は予想外にクセがなくって、濃いクリーム連想する感じだったかな?
ハチミツをつけて食べると、また味わいが変わるって言うんで、そちらも試してみたら、
確かにまろやかになって万人ウケしそうな味わいになってたな。
そして、そんなふうに話している間にもワインは刻々とその表情を変え、
次に口に含んだときには香ばしさが消えていて、そのぶんフルーティーな
すっきりとした甘さが滲み出てきていた。
さらに時間が経つと、今度は酸味が強くなってきて、また味わいが変わる。
たぶんしっかりと寝かされた重厚なワインだからこその変化なんだろうね。
短い時間できっちりとした起承転結が描かれた、そんな演劇を見た気分だったよ。
確かに、ワインにはまる人が世の中にたくさんいるはずだと、うなずいた麻生でした。
で、そんな感じでたっぷりとエグゼクティブな大人の味を堪能するのに
30分じゃ~足りるわけがない。
ワインと会話を楽しみ始めた時点で、俺もアヤちゃんも終電は無かったことにしたさ。
タクシーで帰ろうが、ビジネスホテルに泊まろうが、それだけの価値がある!!
そういう結論に達したわけですよ。
だからね、今日は俺も寝不足なんだけど、一切の後悔ばかりか、むしろいまだに
幸福感にあふれている麻生なわけですよ。
たぶんアヤちゃんも同じことを言うんじゃないかな?
けっきょく週末とおんなじ様な勢いで飲んじゃったけど、次の日の仕事がどうこう
ってのよりも、その後飲みに行けないのが一番残念だったもん。
いやぁ、ホントにいい夜でした。
あんな幸運に巡りあえるのもOPERA座があってこそだね。
ここ半年は毎週のように飲みに行って、それなりにお金も使ってるけど、
それに対して余りあるほどの縁がつながったと思う。
たぶん、他のどの店でも、こんな人間関係は築けなかっただろう。
もちろん、俺を含めたお客さんのキャラもあってのことだと思うけど、
どんなにフレンドリーな人が多かったとしても、その線が交わる交点がなかったら、
それぞれの縁はただそれぞれに真っ直ぐで、広がりを見せることはないからね。
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