※「南国旅行記① ~麻生、入国審査で捕まるの巻~」
「南国旅行記② ~テーマパークっぽい街の巻~」
「南国旅行記③ ~お菓子もジュースも朝食までもの巻~」
「南国旅行記④ ~国を選ばず発動する兎魂の巻~」の続きです。
危うく本松を切り倒すところだった俺たちは、結果的には予定通りに
ホテルの部屋に戻ると、礼服に着替えてメインロビーへと移動した。
まだ時間があったから、ロビーにあったカフェでコーヒーブレイクを入れる。
色々あって酔いはさめたものの、テキーラを3杯飲んだ後だったことには
変わりはなかったからね。ちょっと落ち着いておこうと思ったわけである。
やがて筒井さんの両親や親戚も集まってきて、ちょっと話をしたんだけど、
なんだか色んなところで色んな人達に目撃されていたみたいですね。
「君達ずいぶんアグレッシブに色んなところに行ってるみたいだね」
なんてことを言われたっけ。
そんなに色んなところに出張ったつもりはなかったし、実際に行ったのも
チャモロヴィレッジと大聖堂以外では、レストランとBarぐらいなもの。
恐らくはいつもの如く、パッと見で俺たちだっていう判断ができたんだろうな。
そんなに何某かのオーラを放ってるもんなのかなぁと思うんだけど…
日本から遠く離れた南国でも、実際にオーラを放ってたらしいことは
確かなようである。それらしき事実がこの後もいくつかあったからね。
全員が集まってチャペルへと移動。
移動には女性陣の為に日傘が用意されてたんだけど、日差しに弱い平井さんも
日傘を使って移動してたら、それをどこかで筒井さんが目撃していたらしく、
式の後にはツッコミを入れられてましたね。
でも、これは仕方がないのよ。だって平井さん、このときすでに顔に変焼け
しちゃってたんですから。別に眼鏡とかグラサンとかしてたわけじゃないよ。
それに、いくらグラサンしてたとしても、あんな焼け方はしないし。
どんなふうに焼けてたかっていうと、顔の中心のφ10cmぐらいだけ
赤く日焼けの跡がついていたのである。狸とかアライグマみたいな感じだ。
もしくは大聖堂のとこにあった大砲に、顔を突っ込んだ状態で撃たれたか。
まぁ、そんな感じの日焼け跡が、自然に出来上がっていたのである。
ね、グラサンしっぱなしだったとしても、そんなふうには焼けっこないっしょ?
本人は「あれは日焼けじゃなくてアレルギーだ」って言い張ってたけど。
平井の生態には謎がまだまだ残されていますね。
教会は真っ白な壁とガラスに囲まれていて、全面のガラスからは青空と
青い海が広がっている。
しかも正面には恋人岬が見えているという、絶好のロケーションである。

俺たちは絶景に圧倒されながらも、両家の親族たちに続いて教会の中に
足を踏み入れていくと、コーディネーターらしき人に声をかけられた。
「新郎様のお友達だとは思うんですけど、人数のバランス的に新婦様側に
ご列席いただいてもよろしいですか?」と。
それに対して、今までずっと英語漬けで活動していた俺たちは、
「OK!No Problem」と答えて、左側のソファへと回った。
しばらく教会の中をキョロキョロと見回していると、ゴールドのスーツに
身を包んだ筒井さんが登場。
今までにないぐらい緊張したっていう筒井さんでしたが、そんなふうには
見えなかったな。でも、本当に緊張してたんだろうね。
それがわからないのは、まだあそこに立ってないからなんだろう。
いつか、俺もその場に立ったときにこそ、筒井の気持ちがわかるのかな。
そしてスライドショーによる新郎新婦の紹介。
まずは新郎・筒井さんの紹介。
さすが筒井さん、のっけから会場に笑いをもたらします。
生まれたばかりの筒井さんの写真には、2つ年上のお兄さんが一緒に
写ってたんだけど、なんとそのお兄さんとほとんど同じ大きさの筒井さん。
会場中のみんなが心の中で「デカっ!」とつっこんだしゅんかんでしたね。
たぶん、現地のスタッフの心の中も同じだったと思うよ、アレは。
そして年齢を追って紹介されていく写真と筒井さんのメッセージ。
高校のときの写真、大学の時の写真と紹介されてきて、スクリーンに映し
出されたのは4人で富士山に登ったときの写真だった。
そのスライドショーに自分の写真が出てきただけで、俺はビックリしちゃって
心を揺さぶられる。
今俺のツレの中で仲がいいツレの筆頭は、間違いなく筒井さんやモッチィだ。
でも、筒井さんと仲良くなったのは、まだ4年前の話。
そんな俺が「人生で一番緊張した」って言うような、筒井さんの人生の大舞台に
招待してもらえる。それだけでも嬉しいのに、スライドショーの写真にまで
登場させてもらって、さらには「何でも話せる友達ができました」なんて
メッセージまで添えられたらさ、涙を堪えるのが精一杯だったさ。
そして新婦の紹介スライドショーと新婦の登場。
神父さんの意向で「式の最中は心から祝福してあげて欲しいから、撮影は禁止」
神父さんのプロ意識ってやつなんだろうね。
みんなが盛大な拍手で新婦を迎えていました。
緊張のあまり、新婦とお父さんの歩調が合わないっていう微笑ましい
場面もあって、あれがよけいに暖かい空気をかもし出していたなぁ。
本人達は内心「うわゎ~」思ってたかもしれないですが…
式自体は非常にスムーズに進んで、指輪の交換や結婚証明書へのサイン、
結婚宣言と流れる用に進行。
俺たちの手元には、式の流れを書いたプログラムが配られていたんだけど、
「では指輪の交換です」みたいなアナウンスがないまま進んでいったから、
よけいに早く進んでいるように感じたのかもしれない。
最後には新郎側と新婦側のテーブル(?)にある星の砂をそれぞれにすくって、
真ん中の台に2人でサラサラと星の砂を流し込んでいく。
その台の中には、2/3ぐらいまで砂が入っていたんだけど、
それが今までここで結婚した人達が積み重ねてきた幸せなんだろうね。
筒井夫妻にもいつまでも幸せに暮らしてってもらいたいものです。
式が終わると、撮影タイムを挟んでパーティー会場(?)へ。
そこで家族・親族のお食事会が開かれるって事で、俺たちはそのまま解散する
もんだと思ってたんだけど、ビデオレターを撮るからまずは全員集合だ、と。
俺たちを引き連れていくコーディネーターのお姉さん。
こっちは「おいおい、聞いてないぞ」と、しかも「一人ずつとるから」と。
「なにハードル上げてるんだ。聞いてないってば」と。
てなわけで、一旦パーティー会場のロビーに集められた俺たちは、
トップバッターで会場の外に連れ出され、早速収録が始まる。
外にはでっかいカメラを担いだ黒人のお兄さんが笑顔で待ち受けていた。
俺にはそれがバズーカ砲に見えたことは言うまでもないだろう。
緊張してテンションが上がる俺たちだったが、頭の中はそれに反比例して
真っ白になっていく。
「ちょっと待て」と言いながら、真っ白な頭をフル回転させる俺たちに
コーディネーターのお姉さんは「大丈夫、何テイクでも撮れますから」と
笑顔を向けてくれるが、「…だから、爆笑のコメントを」とさらにハードルを
上げてくる。こっちもテンパって馴れ馴れしかったかもしれないけど、
身内のようなプレッシャーのかけ方だったね。
そんなわけで、それぞれに緊張のあまり何を言ったのか覚えてない中で、
爆笑をさらったのは平井さんでした。
トップバッターがモッチィで、2番手に俺、でトリに平井さんってな順番で、
それぞれにカメラの前に立つと、頭の中でセリフの取っ掛かりを掴まえ、
覚悟を決めると「OK」と言って収録を始めていった。
平井さんも同じようにカメラの前に立って、言葉を考えるように間を空け、
「OK」と頷いたのだが、VTRが回り出した瞬間に「STOOoooOOP!!」
と言ってカメラを止めて膝から崩れ落ちていったのだ。
そのタイミングが秀逸で、そこにいた全員が大笑い。
あのNGシーンはDVDにちゃんと収録されたのかな?楽しみだやぁ。
ちなみに平井さんにあの狙いを聞いてみたところ、頭の中はからっぽのまま
だったんだけど、タイミング的にOKって言っちゃって、カメラが回った瞬間に
「やばい!何も出てこん!!」と慌てたのだそうである。
いやぁ、どんな狙ったコメントよりも、ああいうのが一番面白いよね。
ホントに「いい仕事したなぁ、平井師匠」と思ったもの。
無事収録を終えると、新郎新婦と挨拶をして、5人で記念写真を撮ると
俺たちは部屋へと戻った。
筒井さんから「夜は夕飯を奢るから、おまえら腹すかせとけ」ってな
お達しがあったため、俺たちはプールで泳いだり、TVでテニスの試合を
見たりして筒井からの連絡を待っていた。
ちなみにこの日もプールに入る頃には、日はすでに傾いていて、
空は明るかったものの、日の当たらないスイミングになってしまいました。
はたして俺たちに、日の当たる時間に泳ぐ機会はめぐってくるのだろうか?
20時を過ぎた頃、筒井さんが部屋にやってきて、そのまま街へと
繰り出していく。
タクシーにのってまずはショッピングセンターまで行くと、
その中にある観光客向けのレストランに入る。
壁には映画の登場人物のパネルが並べられていて、入口には機械の部分が
露出したターミ○ーターの等身大人形が飾られている。
いわゆるそういう感じのレストランなのである。
食事をしながら祝杯を掲げると、開口一番の筒井さんの言葉は
「いやぁ、緊張したよぉ」ってなものだったと思う。
1日目の夕方にはホテルで顔を合わせていたんだけど、チャペルの控え室から
教会の中を覗いたときに、中で待っている俺たちの姿を見てホッとしたらしい。
そんなふうに思ってもらえていたとは、嬉しいかぎりですね。
危うく、その場にいられなくなるとこだったわけですが…
他には、俺たち3人の印象がめちゃめちゃ良かったらしい。
両家の親族や筒井さんのお兄さん、果てはコーディネーターさんや
カメラマン、スタイリストさんに至るまで、みんながベタ誉めしていた、と。
俺たちからしてみれば、平井さんが爆笑NGシーンを提供したことぐらいしか
印象に残るようなことはしてなかったと思うんだけどね。
ウソかホントか、筒井さん曰く「彼らのフォンナンバーを教えてくれ」とまで
言われたと。まぁ、冗談ででも本当にそんな話が出てたんだとしたら、
どういう話の流れで、そこまで話が膨らんだんだか?
俺たちの手腕というより、どっちかって言えば筒井さんがそっちのほうへ
話を膨らましていったような気がするよね。
特にお兄さんのことについては「おまえら兄貴と何かからんだの?」
って聞かれたっけ。
1枚一緒に写真を撮ったぐらいで、他には特別話さなかったのにね。
何が印象に残ってたのかな?確かに全員ノリノリでポーズとってたけどさ。
そんな話をしながら食事を終えた俺たちは、酒メインのお店を探して
2件目に移動することになった。
で、俺たちが入ったのは、またしても日本人の姿が見当たらないBar。
今度はメインストリート沿いにあった店だったから、店の前には日本人が
ガンガンに歩き回ってるんだけど、店内はまったくの異空間。
窓の外に見える日本人がいる世界が日常とか現実で、店の中は夢の中のような
そんな雰囲気を感じてしまったよ。
店の中では奥にある狭いステージで、生演奏が行われている。
大音響の音楽が響き渡る店内は、たくさんの人がワイワイと飲んでいて、
席もほとんど空いている様子はない。
カウンターにいた店員のお姉さんに「4people」と伝えると、
カウンターでさえ3人しか入れないという。
カウンターもない所に立ったまんまか、他の店を探すかってことになって、
「それなら他の店を…」と思いかけたところで、テーブルにいた3人組が
席を譲ってくれると言って、そのまま彼らはカウンターへと移動していった。
あぁいう何気ない優しさって、最近日本じゃ見かけない気がするなぁ…
お礼を言ってテーブルを囲むと、始めは場の雰囲気に圧倒されてしまう。
大音響の生演奏で思うように話しにくかったのがその理由で、
「最初は少し飲んだらもう1件行く?」なんて言ってたんだけど、
結局はこの店でラストまで飲み続けることになった。
慣れてきちゃえば大音響の中でも、気にせず話せるようになったし、
なによりあのごちゃ混ぜ感がイイ!
マーブルチョコみたいな?いや、ココはm&m’sって言っとくか?
極彩色の個性を放つ人達が、別け隔てなくワイワイと盛り上がっていて、
気軽に話し掛けてきたり、こっちからも話し掛けてみたり。
例えばトイレが店の中になくて、店の外にあるトイレに行くんだけど、
その入口には鍵がかけられている。
で、その鍵を店員さんに借りてトイレに行くっていうシステムなのだ。
しかし、店員さんが接客中だったりすると、そのへんにいるお客さんに鍵を
取ってもらったり(カウンターの隅に置いてあるもんで、そこの席にいる
お客さんに取ってもらうのである)、トイレに行く人も多いから入れ代わりに
他のお客さんに鍵をもらったり、尿意をもよおしただけで、外人さんと話す
機会が発生するというわけである。
で、この日はまわりがみんな外人だったこともあって、俺たちの会話も
全編英語で進行。ちょっとした会話にも頭を回転させて単語を検索するわけだ。
思ったように単語が見つかんなくて、もどかしいときもあったけど、
そのぶん勢いが増してた感じがして、あれはあれでよかったな。
そして予想以上に英語だけでも意思の疎通ができるもんですね。
3~4時間飲んでたと思うけど、日本語を出す機会はほとんどなかったと思う。
そんななかで俺はトイレに行きたくなって、通りかかった店員さんに
「I want to go to the restroom」
って言って「俺はトイレに行きたいんだ」と意思表明をしたんだけど、
それを近くで聞いていた筒井さんは「want to」を聞き逃していたらしく、
「俺はトイレに行く」と宣言していたように聞きとっていたらしい。
で、翌日には家族と食事をしながら「昨日は麻生が…」なんて広めたもんだから、
俺のキャラクターが筒井家の中でちょっと濃くなったみたい。
さらに、翌日の夜には不可抗力とは言え、俺自身がキャラ濃度をさらに
濃くするエピソードに遭遇しちゃったもんだから、最終日の筒井家では
「麻生くんグァムで大活躍」みたいな話もでたらしい。
(まぁ、この話は次回のお楽しみで…)
ととと…、ちょっと話がそれましたね。話をBarに戻しましょう。
壁には来店の記念に色んな人が色んな書き込みをした1ドル札が貼ってあって、
数は少ないけど日本語の書き込みがしてある物も何枚か見つかった。
当然ここは俺たちも貼らせてもらおうってことで、書いてきましたよ。

こういうのを残してくると、またいつか見に行きたくなりますね。
兎の性格上、常に新しいことを求めてくから、同じ国にもう一度行く可能性は
低いと思うけどね。
昼メシに立ち寄ったあのBarとかも、もう1度行きたいと思うだん…
そのまま俺たちは夜中の3時までその店で飲んでましたよ。
メインストリートに出ても、もう日本人の姿は一人も見当たらなかったさ。
アルコールの方もかなり飲んだね。太っ腹に200ドル以上持って来ていた
筒井さんだったんだけど、最終的には代打が登場する必要が出るほどの
飲みっぷりだったからね。打者一巡の猛攻ってやつですゎ。
で、店を出た俺たちはまだホテルには帰らない。
酒を飲んで〆って言ったら、もちろんラーメンでしょう。
誰が言い出したのかはすでに定かではないけど、ラーメンを食べに行く
ことになって、立ち寄ったのは「藤一ラーメン」
この日は1日、外人さんと英語に浸りきっていた俺たちが、最後の最後に
行き着いたのが、名古屋に本店を構え、グァムに2号店まであるという
ラーメン屋だ。
さすが兎団のTOP4だ。どっち側に偏ってもボーダレスの判断。
入った店に俺たち以外の観光客がいなくってもちっとも気にしないし、
酒の〆って言ったらグァムでラーメンを食べるのにも躊躇がない、と。
そんなわけで入ったラーメン屋ですが、日本人は皆無ね、ココも。
まぁ、時間的に日本人が街中を闊歩しているような時間じゃないんだけど、
そもそもグァムまで来てラーメンを食べようっていう観光客も少ないだろう。
結局ラーメンをたいらげて、ホテルに戻った頃には4時を回っていましたね。
色んな意味で過酷な1日でしたが、この2日目が一番充実していたってのも
まぎれもない事実です。
さぁ、いよいよメインイベントも無事に終わりましたが、グァム滞在は4日間。
ようやく半分が終わったところでございます。
南国旅行記は半分綴った段階ですでに5本目、と。
スター○ォーズで言ったらエピソード5。主人公もすでに変わっちゃってる勢い。
でも、そこはペース配分の苦手な兎団。
まだまだ話題はありますが、残り2日分は最大2話で完結する予定です。
そしたら、筒井夫妻と行ったスノボ旅行と、麻衣ちゃんと行ったスノボ旅行の
エピソードに移っていきたいと思っとります。
そんなわけでまずは次回、グァム3日目のお話をお楽しみに☆
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