2008年10月25日(土曜日・大安)
マウノーンの結婚式に参加してきました。
挙式は10時半からってことで、受付の開始は10時から。
俺は披露宴の司会者と余興の打合せをする予定だったので、
10時ちょうどに受付けを済ませていた。
しかし、余興で使うBGMを用意していたクピンがまだ来ていなかったため、
ひとまず司会者とは会場とステージの確認、余興の人数やマイクの本数など、
大雑把な打合せだけをして、クピンの到着を待っていた。
その間にみっちゃんやユミちゃんたちの姿も受付に訪れ、大学卒業以来の
懐かしい面々も姿を見せ始めた。
モッチィも到着して、来賓控え室でドリンクを飲みながら、緊張した心に
冷たい烏龍茶を染み込ませつつ、変なハイテンションでモッチィと話していると、
そこへクピンからの到着の連絡。
(モッチィは友人代表挨拶を頼まれていた)
しかし、クピンたちが控え室に来るのとほぼ同時に、挙式が始まるという案内も
始まり、余興の打合せをする間もなく、チャペルへと移動するのであった。
挙式は「人前挙式」ってことで牧師さんもおらず、聖歌を歌うわけでもない。
「神前」は神様に結婚を誓うのに対し、「人前」は挙式に参加した親族や友達に
結婚を誓い、拍手でもって承認の意を伝えて祝うのである。
初めてではなかったし、目に見えない神様に誓うよりも、結婚を祝ってくれる
みんなに誓う方が現実的な意思を感じるんだけど、チャペルで聖歌を歌わない
ってのは若干違和感もあったな。
たぶん俺も結婚するとしたら、個人的には「人前」を選ぶと思うけどね。
挙式でのエピソードとしては、新郎がセリフを間違えるっていう
アクシデントがあって、チャペルに笑いが巻き起こる。
それはもちろん微笑ましさ溢れるあったかい笑いで、俺やヨッシーなんかは
「アカン、こんなとこで新郎に笑い取られたら、余興のハードルが!」
って緊張を煽られたものである。
挙式が終わるとフラワーシャワーでリムジンに乗り込んでいく新郎新婦を
見送るんだけど、ここでブーケトス。
しかも新婦からだけじゃなくって新郎からも、だ。
ココで誰もが示し合わせたように平井を全面に押し出し、マウノーンも瞬時に
状況を察知すると、平井が取れる位置にブーケトス。
平井を知らない新郎側の友達には申し訳なかったかもしれないけど、
新郎新婦、そして新婦側のブーケをキャッチした友達との記念写真は、
見てる俺たちの方が満面の笑みだったな。
その後は集合写真の撮影なんだけど、スタジオに着くと背後から新郎が登場。
つい今さっきリムジンで走り去っていくのを見送った直後に、だ。
誰もが「うゎ、早っ?!」って言うツッコミを入れてしまったさ。
マウノーンのことだから、このタイミングを逃さないために急いで
移動してきたんじゃないだろうか。だってエレベーターでもほとんど
待つことなくスタジオに移動してたんだもん。
さらに驚いたのは、ウェディングドレス姿の新婦までもが、
マウノーンのすぐ後ぐらいにスタジオに入ってきたことね。
たぶん彼女のことだから、あのコもタイミングを見計らってたんだと思う。
撮影を終えて披露宴会場へ移動すると、ブルーの照明で幻想的に彩られた
披露宴会場がみんなを迎えた。余興の打合せのときにも目にしていたけど、
照明の効果が入ると、その幻想的な風景はさっきと同じ会場であることを
疑わせるほどにその雰囲気を変貌させていた。
俺達のテーブルはモッチィ、ヨッシー、クピンが同席だったんだけど、
半数は新婦側の友達で、みっちゃんとユミちゃんとあと2人のコが
同じテーブルだった。
事前に席は新婦側の友達と同じテーブルになるって聞いてはいたんだけど、
相席になってたのは俺達のテーブルだけだったんだね。
俺とクピンは2次会の幹事と余興、ヨッシーも余興の依頼が入っていたし、
モッチィは友人代表の挨拶を頼まれていた。
で、みっちゃんとユミちゃんも同じテーブルだったから、そういうテーブル
なのかと思ってたんだけど、新婦側の4人は披露宴では特別なんの依頼も
入ってなかったらしく、男4人だけが落ち着かない。
ウェルカムドリンクのビールの消費は著しいのに、料理はレモンスライスすらも
重く感じるような精神状態である。
司会者の姿を見つけてBGM用のCDを渡すと、余興開始の予定時刻が
13時であることを告げられた。この時点で11時半だったから、
この緊張状態がまだ1時間半も続くのか?!…と息を呑む。
やがて仕度を終えた新郎新婦が登場して披露宴がスタート。
マウノーンの会社の社長から祝辞が述べられ、常務(だったかな?)から
乾杯の音頭がとられる。
社長はさすがに話すのに慣れてるんだろうね、普通に話すような感覚でお祝いの
スピーチをしていたし、常務の乾杯も笑いを交えたお祝いの言葉を忘れない。
そして早くもモッチィの出番だ、スピーチ慣れした2人の後で多少の気後れも
出てきて、緊張はピークである。
この日の朝8時に書きあがったという台本を最後にチラリと読み返して、
緊張のなかそのときを待つ。
そして司会の紹介で名前が呼ばれるモッチィ。
予想していたタイミングだったけど、はっきりしたプログラムは聞いて
なかったから、「やっぱりきたかぁ!」ってな気持ちが襲ってくる。
マイクの前に立つと何であんなに頭が真っ白になってくるんだろうね。
当てられたスポットライトのまぶしさが、頭の中までもをホワイトアウト
させちゃってるようにすら感じる。
一瞬先だけが見えていて、かろうじて次の一言を見つけ出して紡いでいく感じ。
モッチィも台本の内容はほとんどとんじゃって、ポイントと流れを頼りにして
話したって言ってたもんね。それであれだけ話せるからさすがですな。
モッチィの情報によると「芸人でも独りで4分話すのは苦痛」らしいですからね。
モッチィの出番が終わると、続いては新婦側の友人代表あいさつ。
武器(台本)を持っていても、丸腰(アドリブ)でスピーチに臨む
新郎側に対して、かわいい便箋のような台本を取り出してスピーチを始める
新婦側の友人代表。女のコの場合はアドリブとか暗記してくるコって少ないよね。
今までだと、大林の結婚式のときに見た新婦の友人代表だけかな?
たぶんアドリブではないと思うけど、起承転結のきちっとした話で、
話し方も落ち着いてて、すげぇと絶賛したことがあった。
あいさつが終わったモッチィはこのときもまだ緊張がおさまっていなかった
らしいんだけど、さすがに俺達余興組の方がテンパってきてたね。
料理は次々と運ばれて来てたけど、ほとんど手付かず状態で、
テーブルの上に所狭しと並べられていく一方である。
それぞれの友人代表あいさつが終わると、時間はすでに12時45分。
いつの間にか余興までのカウントダウンに入っていたのである。
披露宴は歓談の時間になって、モッチィと一緒にマウノーンのところへ
祝杯を注ぎに駆け寄る。
前回のサトツ氏の披露宴でも、「普通は新婦の友達の方が先に集まってくるのに」
ってなことを言われたばっかりだったけど、今回も俺とモッチィがいの一番。
むしろ駆け寄る勢いだったかもしれない。
しばらく歓談の時間を挟んで新婦がお色直しに立ち、その後しばらくして
新郎もお色直しに移動。
おそらく新郎新婦の再登場に続いて余興が組まれているのだろう。
緊張がピークに達したあたりで、駆け寄ってきた司会者から
「13時15分頃になりそうなんで、もう少しお食事を楽しんでいてください」
と声をかけられたのだが、ココはすなおに「ムリです」と力なく笑って、
いつの間にかテーブルの料理に並んでいたアイスを食べるのがやっとだった。
そして新郎新婦がお色直しをして再登場。
今にして思うと、披露宴中の2人の衣装とかまったく覚えてないよ。
余興のことで頭がいっぱいで、それ以外は「祝いたい」っていう気持ちだけ。
それ以外のことに意識をむける余裕はなかったのだろう。
キャンドルサービスをしながら各テーブルを回り、最後にはステージ上に
飾られていたチェシャネコの氷像のメインキャンドルに火が燈されていく。
そこで司会者が俺達に歩み寄ってきて、「そろそろ準備を」と促す。
俺達は促されて一旦会場から外に出ると、気持ちを落ち着かせながら
BGMが鳴るのを待つ。それと同時に音楽が聞えたら躊躇せず出て行けるように、
心の準備をしておかなくてはいけない。
メイン司会を担うわけだから、当然ながら入場も俺が先頭である。
俺が躊躇したら、入場全体がグダグダになりかねないのだ。
そして、俺の耳が微かに漏れてくるBGMを捕えると、一瞬放心しかけそうに
なる心を蹴り飛ばして、深呼吸する間もあたえずに会場の扉に手をかけた。
入場のテーマは某八代将軍が登場するパチンコの音楽である。
大学メンバーのほとんどがパチンコ経験者だし、マウノーンの会社の友達にも
わかる人は多いだろうから、ツカミにはもってこいだろうっていう選曲だ。
会場の外にいたから、出囃子が鳴った瞬間の反応が見れなかったのは残念。
ステージに上がると並んで一礼して、配置につく。
でっかいスケッチブックを持ったクピンとヨッシーが、それぞれに新郎新婦の
後ろに立ち、平井は司会をする俺から少し離れた位置で気をつけをする。
マイクのスイッチを入れるのにも一瞬手間どりながら、余興のあいさつをすると、
メンバーを簡単に紹介して、余興の説明をする。
内容は、題して「ラブラブクイズ」
新郎新婦に質問をして、答えをスケッチブックに書いてもらうっていう
オーソドックスな内容の余興だと思う。
そこで重要になってくるのが平井の存在である。
メイン司会として出題する俺、新郎新婦にそれぞれスケッチブックを渡したり、
書いてもらった答えを発表していくクピンとヨッシー、じゃあ平井は?
たぶん誰も予想はできないでしょう。
彼の仕事は、俺の横でひたすらケン玉をやりつづけることなのだった。
その平井は、俺が余興の説明を始めると同時に、ポケットに忍ばせていた
ケン玉を取り出すと、すでにケン玉を始めている。
もちろん俺の余興の説明には、ケン玉は一切登場しない。
平井を知っている大学のメンバーと、マウノーンの会社の友達たちには
ウケてたね。年代が近かったから、感性も近かったんだろうな。
平井はなるべく失敗しつづけることを心がけてケン玉をしてたんだけど、
ものの数分で先端部分に成功してしまい、そのときには会場から拍手が
巻き起こるほどだった。あの拍手は意外だったね。
司会で手一杯の俺なんかは拍手の意味がわからず、びっくりしたほどである。
すぐに状況が伝わってきて平井をチラ見すると、「しまった!」って顔を
してるから、思わず笑っちゃいそうになったっけ。
この後、カメラで色んな写真を撮っていたおじさんが余興の写真を撮りに
きたときには、平井のケン玉をピンで何枚もおさめていった挙句、
去り際に「なんでケン玉してるの?」って聞いていったときには、
さすがに笑いを堪えきれなかったさ。
クイズの方はいたって普通に進行。
新郎新婦に答えを書いてもらっている間は、何か話して間をつながなきゃ
いけないかと思って、小道具なんかも個人的に用意して行ってたんだけど、
逆に間をつぶしちゃって、速攻でボツ。
そのぶん空いた時間は頭をフル回転させて、次に出す問題を考えたり、
新郎新婦に対するコメントを考えたりできたのはケガの巧妙。
これも平井さんのケン玉のおかげだったと言えるだろう。
出題した質問は「出会い」とか「初デート」、「初キッス」や「プロポーズ」
っていうソレ系の質問である。
コレに対する新郎新婦の回答がさすがマウノーン夫妻でしたね。
初キッスのシチュエーションなんかはまったく同じ答えなんだけど、
新婦の方だけ最後に「強引に…」って書いてあったりとかね。
当然、お互いが何を書いたかは解らないようにしてたのに、だ。
本気で「愛」って深いものなんだって思ったよ。
最後はお互いの愛の言葉で〆て、余興終了。
クイズの〆はそれでよかったと思うんだけど、司会の〆はどう〆ればいいか
わかんなくって戸惑ったな。TVをマネても「また来週」ってのは違うからさ。
後で聞いた余興の感想は、やっぱり平井の話題に尽きましたね。
ヨウちゃんなんかは「新しい!」って言って絶賛してくれていたし、
マウノーンの会社の友達に2次会の場所を説明したときも、
「入口で彼がケン玉しててくれればすぐにわかりますよ」なんていう
コメントをしてくれたり。平井様様っすゎ。
余興が終わるとすぐに、新婦から両親への手紙。
歓談の時間とかを挟むと思ってたから、意外な急展開である。
もしかしたら、はじめから15分遅れて余興スタートだったのに、
けっこう時間を使っちゃったから、予定を狂わしちゃったのかな?
新婦からの手紙の後は、新郎のお父さんからの言葉、新郎の挨拶と
続いたんだけど、やっぱりお父さんの言葉はくるね。
みんなに「お父さんキャラ」だと言われるけど、本当にそうなんだろうね。
新婦の手紙では、新婦の友達のみなさんも感涙していたけど、俺にとっては
お父さんの言葉がバシバシと涙腺を痛めつけてきましたよ。
そして新郎からの言葉では、不甲斐ない余興に関して、ホントに楽しかった
っていう感想をもらって、ちょっと申し訳ない気分に…
「もっと頑張れたのに」っていう思いがあったからね。
さぁ、長くなってきたんで、今日はここまで。
次回は披露宴終了後の様子をお届けしていきます。
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