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スカ○ターを破壊するほどのピンクの戦闘員達

 では、続きまして土曜日の日記を綴っていきましょう。
中川さんのLIVEを見に行った土曜日のお話になります。

 

 俺が目を覚ましたのは11時頃のこと。
前日の夜に姉さんにメシに誘われたりして、寝るのが遅めだったこともあるけど、
事前に昼集合が決められていたから、めいっぱい寝ていたわけである。
 今回は珍しくおーくんが運転をすることが決まっていた。
大抵は俺がドライバーで、さもなければクピン、平井の順で運転率が高い。
おーくんからの着信で表に出ると、黒いX-TRAILが俺を迎えていた。
他のメンツはまだ集合していないらしく、車に乗っているのはおーくんだけだ。
そのまま他のメンバーを拾って、名古屋に向かう算段になっているらしい。
 まず迎えに行ったのは平井である。
よくご存知のかたなら「え?」と思うだろう。平井は愛知の住人だからね。
でも、今回は磐田のクマーチョ宅に泊り込んで借金を返済しに来ていたらしい。
GW中に銀行のカードが使えず、1週間で(?)10万借りたって言ってたから
さすが平井である。良くも悪くも悪くも金の臭いが濃い人物である。
 平井を拾うとクピン宅へ、さくさくと移動してきた感じだったけど、
時間はすでに13時半頃だ。メシは高速にのってから考えることにして、
まずは浜松I.C.を目指すことになった。
 高速にのると、この前の浜名湖バンドの影響もあって浜名湖サービスエリアで
昼メシにありつくことにする。
どんぶり物で手早くメシを済ませた俺達は、飲み物を購入とトイレ休憩だけ
すませて再び本線へと戻っていく。
ここで購入した平井のドリンクについても、軽いエピソードがあったのだが、
もう言うまでもない甘いもの話なので割愛。

 ナビにしたがって名古屋に入ったのは15時頃のことだった。
途中でメシ休憩も取ったってのを考慮すると、迅速な移動だったと言えよう。
下道に降りてしばらく進むと、すでに目的地まで数キロ地点まで来ている事に
驚かされる。だって時間はまだ15時半にもなっていないのだ。
開場が17時半からだったから、先週のバンプに続き、今回も2時間前に到着だ。
(バンプの時は3時間前だったか…)
 とりあえずは会場の場所の確認と、駐車場の確保のためにナビにしたがって
会場を目指していく。目的地の数百メートルまで来ると、通りかかる駐車場に
目を配るが、ことごとく「満」の文字。まぁ、当然の結果だろう。
そんな中、遠目にピンク色の3人組が目に入った。
「おぉ、すでに戦闘員があそこに!」…と驚きの声をあげた俺は、
次の瞬間絶句した。
いつの間にか会場の厚生年金会館の前まで来ていたらしく、会場前の広場は
そうとう数の戦闘員で溢れ返っていたのである。
もうそこにいるのが男なのか女なのかも判別できないほど驚いた俺達には、
彼らはピンクの塊としか捉えられなかった。
あまりの戦闘力の高さにスカ○ターが「ボンッ!!」と音をたてて壊れた感じだ。
しかし、その中で一人冷静に「おっ、ココ駐車場あるみたいだぜ」と
戦闘民族の中に突っ込みかねないコメントを出したのはおーくんだった。
俺達3人を驚かすのが目的だったのか、素だったのか判断する余裕もなく、
口からは反射的に「いや、いい!!直進で!!」という言葉が溢れてきた。
 そのまま俺達は、交差点を1つこえたところで目に入った駐車場に流れ込む。
もうホントに「流れ込む」って表現が的確な入り方で、駐車料金を
確認するような判断力すらも欠くような慌てぶりだった。とにかく心の
パーキングエリアを探していたと言ったところだろう。

 駐車場に入ってようやく一息ついた俺達は、自分達の見積りの甘さを
痛感していた。前日に俺は橋本姉さんに注意を促されていたのに、だ。
アイドル系のLIVEに足を運ぶのは初めてだったからね、ディープな世界である。
 俺とクピンは車に留まっている気にもならず、とりあえず周囲を散策してみる
ことになった。戦闘員の配置を確認しておくことももちろん忘れない。
しょこたん…かわいいとは思うし、歌もうまいし、なにより好きなことを
まっすぐに貪る性格は魅力だと思う。その好みのベクトルが共通の方向を
向いていたら、ファンになっていたかもしれない。(それでも熱狂ってのは
俺の性格的にムリだけどな)
しかし、実際はベクトルのずれに角度があるから、今回LIVEを
見に来たのは、ヴィジュアル的にかわいいし、特殊なキャラだから
1回ぐらいなら生で見てみるのもいいかもしれないな…っていう好奇心である。
さっきの表現で言うなら俺達は「非戦闘員」なのだ。
自己防衛本能がはたらいてもしかたがないだろう。戦闘力が違うもの。
 俺とクピンは最前線との間に一定以上の距離を置きつつ、
会場周りを散策していった。
まずはコンビニを探してみたんだけど、めちゃめちゃ少ないね。
駅前だってのにサーKが1つにデイリーが1つだけである。
そのかわりメシ屋や居酒屋の類が軒を連ねている。
ちょっと裏に入っていくと、インド料理やフランス料理、イタリア料理に
鍋料理と、多国籍な食文化を匂わせている。
鍋料理屋なんかは駐車場の上に2メートルぐらいの鉄鍋をぶら下げているほどの
気合の入りようで、しかも同じ建物内に美容院も吸収している貪欲ぶりだ。
あと目立ったのはなんとか教団系の教会の建物。
3つぐらいの教団が競合しあっているらしく、駅を囲むようにお互い距離を
おいてそれらしい建物が配置されていた。
 そんなふうにして散策を続けていると、平井からの着信が。

麻生:おう、どうした?
平井:麻生さん、今どこにおるっすか?
麻生:駅の近くのコンビニのあたりかな。
平井:コンビニあったっすか?
麻生:おう、おまえどこにいるよ?
平井:今、会場の前におるよ。
麻生:ぬぁ?!なに最前線に出張っちゃってるよ?!
平井:いやぁ、すごいことになってるっすゎ。
麻生:なんすか?!やっぱグッズ購入っすか?!
平井:いやいやいや、トイレっすよ。

 そこで一旦合流し、俺とクピンは再び散策を続けると、やがて18時頃になり、
俺達はコメダで残りの30分を過ごすことにした。
開演10分前ぐらいに会場入りすればいいだろうという判断である。
 ここのコメダでびっくりしたのが新聞ね。
なんせこの日は17日の土曜日だってのに、すでに18日の日曜日の
新聞を置いてあるんだもん。
ちょっとした「バック・トゥ・ザ・ヒュー○ャー」気分である。
ただ、競馬の結果は月曜の新聞じゃなきゃのってないんだってね。
残念、平井さん。

 開演15分前を迎えて会場に向かうと、さすがに行列はなくなっていたが、
物販あたりにはまだまだ人が溢れており、ロビーは人だかりができている。
全席指定だからバンプのときみたいな場所の確保は必要ないのだろう。
 俺達は物販の人ごみを避けて2階に上ると、そのまま席へ向かう。
席は2階のH列となっていただろうか?目的のシートを見つけてH列に
入っていこうと思うが、H列の隅に座っている2人は動く気配なし。
LIVEのこういうところでは、だいたいみんな同じ連帯感みたいなものが
あるから、自然とお互いに譲り合うものなのだが、微動だにしない。
むしろ俺達に視線を向けようともしない。
気づいていないわけじゃないよ、ジトっと俺らの足元を睨んでたんだから。
俺達が同じ連帯感の輪の外にいるのが解ってたのか、それとも相手が
誰であろうと競争相手のように思っているのだろうか?
しかたなく俺達はちょうど空席だった下の列から、シートを飛び越えて
自分達のシートへと腰掛けた。
適当に席に着いたんだけど、若干の苛立ちと型から外れることをいとわない俺が
まずシートへの移動を開始したため、一番奥(右側)の席が俺で、隣から左へ
クピン、おーくん、平井の順に席に着いた。
で、俺の右側は目にも華やかなピンク色のハッピに身を包んだ女子高生ぐらいの
2人組だった。しきりにしょこたんのかわいさについて語っている様子だ。
たまに携帯を取り出して、ハッピ姿の自分達を写メにおさめたりしている。
 あの度肝を抜かれたピンクはこのハッピだったんだね。背中にはみんな
「貪欲」の文字を背負っている。
そう言えばLIVEのタイトルも「貪欲☆まつり」とかってなタイトルだった
気がする。それでハッピなわけだ。
あとみんなが持っているアイテムとしては、ハッピと同じピンク色に
「貪欲」と書いてあるらしいウチワと、縁日なんかで売っている折り曲げると
蛍光色に光るスティック。
それ以外は私服か、少数ではあるが気合の入ったコスプレね。
2階席にはあんまりコスプレしてる人はいなかったけど、1階席にはそこそこの
数が確認できる。まず髪が紫とかのヅラだから、座っている後姿だけでも
一目瞭然である。帰りに見かけた人の中には、ほとんどそれ水着じゃねぇの
ってな女の人もいたぐらいである。
世の中足を運んでみないとわからないことが多いですな。
それでも席に着いてしまうと、会場に足を運ぶときのような緊張感と不安感は
落ち着いたものの、俺はなんでここにいるんだろうという疑問は残ってたかな。

 やがてバックバンドが登場して照明が落とされると、周囲のテンションは
うなぎのぼりだ。次々に人が立ち上がって、俺達の視界を奪っていく。
そこに乗っかっていくような勢いは俺達にはなかったが、そのまま座って
いたんでは、それこそ何をしに来たのか解らないから、立ち上がって
ステージを眺める。
するとステージ中央の四角い穴から、ポーズをきめた中川さんが登場し、
会場は一気にヒートアップした。
ビビるくらいのテンションだったけど、ヤムヤムのLIVEなんかは
もっと凄い状態になってるわけだから、ハタから見られてたら、
俺らもこんな感じだったんだろうな。
 俺の隣の女のコ2人組も割れんばかりの声援を送っている。
態勢だって前のめりで、段になっている前のシートの低い背もたれまで詰めて、
大きく光るスティックを振っている。
勢いに押された俺たちはといえば、むしろ自分が座っていたシートに退く感じの
位置取りになってしまっていた。
 それにしても意外と女のコのファンが多いんだね、中川さんは。
むしろ女のコの方が多いぐらいだったかもしれないよ。
イメージでは野太い声援が飛び交って、プロレスの試合みたいな声援に
なるのかと思ってたけど、ぜんぜん黄色い声援でした。

 LIVE自体に関しては、ステージ正面の中央位置だったけど、
そもそも席が後ろから何列目って所だったから、豆粒とまではいかないけど、
タバコのハコぐらいにしか見えない。
それでもやっぱり歌唱力はあるから、なかなか聴かせるね。
川本真琴の「1/2」は元々が好きだったから、素直に聞き入ってたし。
 でも、それより凄いと思ったのは舞台演出だった。
特にライトの位置や動き、色とフィルター。効果的に弱めに焚かれたスモーク。
ミスチルのLIVEみたいに大掛かりなCGアニメとかは使ってないけど、
あのライトの演出だけで、かなりの演出効果を出してたね。
舞台にカーテンのように白い布を設置して、スポットライトに木の枝のような
柄のフィルターをかけて、まるで樹氷のような雰囲気を出してたりとか。
あの演出力はホントに凄かったっけ。
 あとは中川さんの独特な敬語でのトークね。
あの独特の話し方に惹かれるんじゃないけど、終始ずっと低姿勢な態度
だったのが印象に残ってるな。
バックバンドにも、バックダンサーにも、舞台裏のスタッフにも、
そしてもちろんお客さんに対しても、裏表のない低姿勢は素直に「いいコ
なんやろな」と思ったからね。

 でも、一番印象に残ってるのは隣の女子高生ですわ。
さっきもチラっと言ったように、彼女達は前のめりに、俺達は退きぎみに
LIVEを見てたわけだけど、彼女達は前のめりのまま曲に合わせて
スティックを振ったり、跳ねたりしているから、徐々に徐々にこっちの
スペースを侵食してきてしまうわけである。
 最終的には、俺がちょっとでも自分のシートにもたれかかったりすると、
何故か隣の席の女のコの背中しか見えなくなるという摩訶不思議な状態。
俺のところだけ1つの席で2列になってたわけですよ。侵食率100%っすゎ。
振り返って俺の存在に気づいたら、むしろ彼女が「なんでこの人、私の席に」
なんて言われるんじゃないかと思うぐらいの堂々たるポジショニングである。
 でもまぁ、むこうは本当に好きでLIVEに来ていて、こっちは好奇心で
来ただけなわけだから、俺が彼女達の熱意を冷ましちゃうのも悪いじゃん?
俺はそのまま後衛の位置で大人しくLIVEを楽しんでおりましたよ。
 途中で荷物から何かを探そうとして、自分達の位置に気づいたんだけどね、
それでも彼女たちは堂々たるもので、一旦侵食率が60%ぐらいに戻ったものの、
瞬く間に再侵食されたのであった。
まぁ、特別俺が迷惑をこうむったわけではないから、特にクレームはないけどね。
話のネタとしてココに書くぐらいは許してもらえるかな?
 あと面白かったのはしょこたん☆ブログ用の写メ撮影。
「ブログ用の写真撮りたいから」って言って、自分の携帯を取り出すと、
客席に背を向けて、一緒にみんなで写真に写ろうと言うのである。
で、「ブロックごとにアニメのポーズをしよう」と。
すでに終わったLIVEでも同様の撮影をしていたらしく、その時はみんな
真剣にポーズを決めるあまり、誰一人としてカメラの方を向いていなかった
ってほどの完成度だったらしい。
で、ポーズはドラゴンボールの技ポーズって事になって、中央は「かめはめ波」
右手側が「元気玉」、左側が「気円斬」。
ちなみに俺達のブロックはかめはめ波ブロックだったんで、その記事が
アップされたページをリンクしときます。当然写っとりゃせんけどね。
LIVE的にアレは盛り上がるだろうね。前のほうの人なんかは
中川さん本人よりちゃんと写ってたし。正直に凄いなと思ったよ。

 そんな感じでLIVEが終わったのは約2時間半後の21時頃。
アンコールでは未発表の新曲も披露して、ラストは初代ドラゴンボールの
エンディング曲で〆。
 会場を出るといつの間に撮影したのか、LIVE中の中川さんを撮影した
生写真が路上で売りさばかれていて、すでにそこそこの人だかりができていた。
俺達はそのまま駐車場に向かうと、今度はメシの相談になる。
昼が軽くだったってのもあって、「LIVE後は焼肉だろう」と
ナビで手ごろな場所の焼肉屋を探してみることになった。
そんな感じで向かった焼肉屋は、ヤムの時にチョモゴリが発動した近江園。
ナビに焼肉屋の候補はたくさん出ててきたんだけど、どの店が美味くて
どの店がまずいのか、何時までやってるのかってのはわからないからね。
安全策に走ったわけである。
ちなみに今回もチョモゴリ…ってわけではなかったけど、半分チョモゴリ。
改めてゴチになりました。

 その後はまっすぐ浜松を目指して帰ってきたんだけど、
BGMは何故か松田聖子。その後は1曲だけコブクロを挟んで、Do As
Infinityおーくんのナビに登録してあったレパートリーなんだけど、
他にもピンクレディや中森明菜、郷ひろみ、松山千春…etc。
渋いレパートリーですな。
ただ、前にクピンやモッチィに「女を紹介しろ」と、おーくんが息巻いていた
ときに、クピンが「Exileが若手女子に人気がある」ってなことを言ってたが、
ちゃんとそこは収録してありましたね。さすがです。
それでも中森明菜とピンクレディをしきりにお勧めしてきてたけど…

 そんなこんなで新城のパーキングエリアで、トイレ休憩と謎の鉄棒大会に
30分ほど時間を割いて、浜松に着いたのが0時半ちょっと前のことだった。
ココで定番のおーくんの「ボーリングやろうぜ」発言があったのだが、
さすがに鉄棒にぶら下がった面々にそこまでの元気はなかった。
 それに対して、先週いろいろあった俺は飲みたいってな提案をすると、
兎ではお馴染みの扇屋に行って、少し飲んでから解散することになった。
メンバー的に深い話をするメンツってわけでもなかったから、馬鹿話に終始
してたんだけど、俺的には充分楽しかったな。心が潤う感じがしたよ。
何で潤されていったのかは謎ですけど。
 ただ、ここで中川さんのLIVEがらみの話として、店員のリカ姉さんの
話しかたが中川さんに似てるんじゃないか?ってな意見が出てきたね。
言い出しっぺはクピンだった。声はなんとも言えないけど、
低姿勢な感じとテンションの高い敬語っぷりは確かに似てるかも。
気になったかたは足を運んでみるのもいいんじゃないかな。
何はともあれ、もともとのリカ姉さんがいいキャラだから、損はないはず。

 

 …とそんな感じのLIVE鑑賞だったわけですが、いかがだったでしょうか?
中川翔子ファンの人が読んだら、若干の憤りを感じられちゃうかもしれませんが、
一般人の戯言としてお聞き流しくださいな。
 明日からは先週の続き的な日記になるんじゃないかなぁ…ってな予定。
まずは昨日パスタ屋でモッチィと話したあたりの話題を書こうと思っとります。
そんな俺の今の関心は、今回のLIVEのDVDが出たら、平井さんは購入する
のかどうかってところですね。

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